LINEボットと他社ウェブサービスの連携 – 似てる画像さがしますボット
2018年07月30日 : 張山 大祐
LINEボットは、プログラムの処理結果や自社データベースと連携するだけではなく、様々なウェブサービスと連携する事も可能です。
今回はその一例として、Googleが提供する、送信した画像と似ている画像をAIによって探し出し、返してくれるサービス(Cloud Vision APIの1機能)を使用して、類似画像を返してくれるボットを作成しました。
従来から存在する「画像検索」とは異なり、画像に写っている物体を認識して返してくれるため、なかなか興味深いと思います。下記から友だち登録して、是非お試しください。今回は友だち登録数制限はございません。
「似てる画像さがしますボット」ができること
画像を送信すると、AIがウェブ上から探し出した類似画像を、最大5件返してくれます。
画像は1枚ずつお送りください。結果の表示に5秒程度かかります。
写真に「何が写っているか」という情報は、Cloud Vision APIから英語で渡されるため、それをCloud Translation API(翻訳するサービス)を用いて翻訳し、回答に含めるという事も行っています。
例:建築物写真での実行結果
例:人物写真での実行結果
※私の家族写真の為、モザイクをかけておりますが、実際の送信時にはモザイクなしで送信しております。
Google Cloud Vision APIでできること
Cloud Vision APIでは、下記のような事が可能です。
- ラベル検出:乗り物や動物など、画像に写っているさまざまなカテゴリの物体を検出
- 不適切なコンテンツの検出:アダルトコンテンツや暴力的コンテンツなど、画像に含まれる不適切なコンテンツを検出
- ロゴ検出:一般的な商品ロゴを検出
- ランドマーク検出:一般的な自然のランドマークや人工建造物を検出
- 光学式文字認識(OCR):画像内のテキストを検出、抽出。幅広い言語がサポートされており、言語の種類も自動で判別
- 顔検出:画像に含まれる複数の人物の顔を検出。感情や帽子の着用といった主要な顔の属性についても識別。著名人以外の個人の特定は非対応
- 画像属性:画像のドミナントカラーや切り抜きのヒントなど、画像の一般的な属性を検出
- ウェブ検出:類似の画像をインターネットで検索
より詳しくは、Cloud Vision APIのウェブサイトをご覧ください。
Cloud AutoML
Cloud Vision APIの技術を用いて、ユーザー自ら機械学習を行い、自社の画像アセットに適用するサービスとして、Cloud AutoMLが提供されています。
下記のような企業で活用されています。
Disney Consumer Products and Interactive Media
商品に対し、AutoMLでキャラクター、商品カテゴリ、色等の分類を追加し、オンラインショップで最適な検索結果を提供。
Urban Outfitters
商品に対し、AutoMLで商品属性を自動付与して、関連する商品の推奨事項、正確な検索結果、便利な商品フィルタを提供。
ZSL(動物とその生息地の世界的保護を行う国際保護慈善団体)
動物の動きに反応して自動撮影された写真を、AutoMLを使用して、動物の種別等に自動分類。
より詳しくは、Cloud AutoMLのウェブサイトをご覧ください。
ご相談・ご依頼は当社まで
当社では、上記のようなLINEチャットボットのご相談、ご依頼をお受けしています。
導入を検討したい、クライアントへ提案したい、等ございましたら、まずはお気軽にご相談ください。
Mail: info@wonders.jp Tel: 052-265-8363
担当: 張山
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