ユーザーが欲しい情報のみをLINEで提供できる「LINE Notify」

2017年07月07日 :

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昨年9月に発表された「LINE Notify」は、ユーザーのLINEに通知を送信するという、非常にシンプルなAPIです。
しかし、そのシンプルさにも関わらず、企業からユーザーへのLINEにおける情報発信を、大きく改善する可能性があります。
この記事ではその概要と、私が作成した通知デモをご紹介します。

LINEの圧倒的な国内シェア

LINEが現在、あらゆる世代において、ソーシャルメディアの高いシェアを獲得している事を、前回の記事で解説しています。未読でしたらぜひご覧ください。
ビジネスにおけるLINEの重要性は、非常に高くなっています。

LINE@を使用した情報発信の問題点

現在、数多くの企業がLINE@により情報発信を行っていますが、企業・ブランドが提供するサービスが多岐に渡るほど、1つのLINE@アカウントによる情報発信は難しくなります。
例えば、下記それぞれの業態で、列記している全ての情報を喜んで受け取ってくれるユーザーは稀でしょう。

飲食店

  • ランチ情報(日替わりランチ、限定ランチ残数等)
  • ディナー情報(コース情報、キャンペーン、空席状況等)

テレビ局

  • 報道
  • スポーツ
  • バラエティ
  • アニメ
  • 女性アナウンサー/男性アナウンサー

アパレル

  • メンズカジュアル
  • メンズフォーマル
  • レディースカジュアル
  • レディースフォーマル
  • キッズ

ユーザーが欲しいのは、上記のうち1〜2つ程度であるのが大半です。他のお知らせは全て、ユーザーを煩わせるノイズとなってしまい、結果としてトークの通知をOFFにされてしまいます。
LINE@アカウントの、友だち追加時のメッセージが、標準で下記になっている事からも、この矛盾は明らかです。

lineat_default

タイムラインに配信すれば解決?

中には、トークをあまり利用せず、ユーザーのタイムラインに情報配信しているLINE@アカウントも見受けられます。
しかし、タイムラインは「通知」を伴わない為、ユーザーが能動的に見る必要があり、また見てもらえた所で、上と同じくノイズを伴う状態である事に変わりはありません。友だちのLINEユーザー、LINE@アカウントからの配信も、同一のタイムラインに並ぶ為、ノイズが多いと思えば、ユーザーは該当のLINE@アカウントを友だちリストから削除するでしょう。

サービスごとにLINE@アカウントを作成?

では、サービスごとにLINE@アカウントを作る、というのはどうでしょう。これなら特定サービス情報のみを発信可能です。
しかし、LINE@アカウントを作成すると、ホーム画面のカバー画像、プロフィール、プロフィール写真、ステータスメッセージ…設定する項目が多岐に渡ります。
LINEユーザーは、LINE@アカウントのホーム画面にコメントしたり、トークで話しかける事ができます。受け付けない設定も可能ですが、受け付けるLINE@アカウントに比べると見劣りしてしまいます。
クーポンを発行する際には、例えば全国共通で、メンズもレディースもキッズにも使えるクーポンであっても、LINE@アカウントごとに発行しなければなりません。手間ですし、ミスも発生しやすくなります。今ならポイントカードもLINE@で提供できますが、これもサービス毎に分かれていては、提供できなくなります。

LINE@アカウントは、基本的に企業・サービスで1つを前提に設計されており、サービスや店舗毎に運用するのは、数が増えるほどに困難になります。

LINE Notifyにできること

これは冒頭にも記載しました通り、「ユーザーに通知を送信する」だけ、になります。しかし、提供する情報を細分化し、LINEユーザーが必要な情報のみを受け取れる仕組みを構築できます。
ユーザーの登録から、配信までの流れは、下記の通りです。

1. ユーザーを「連携設定ページ」に誘導

LINEでは、通知を受け取れるように登録する事を「連携する」と呼んでいます。まずユーザーを、LINE側の連携設定ページに誘導します。
誘導方法は、通常のウェブサイトのリンクで構いません。例えば下記は、「お知らせ」「プレスリリース」「採用情報」に細分化し、選択可能にした場合の例です。

IMG_4252s

2. ユーザーが連携を設定

IMG_4253

通知の送信先は、1対1のトークか、グループトークを選択できます。ユーザーは送信先を選択し、「同意して連携する」ボタンをタップするだけです。
連携設定が済むと、サービス側の完了ページに遷移します。完了ページでユーザーが行うことは特にありません。

IMG_4254_s

3. ユーザーへ通知を配信

連携が済むと、ユーザーの友だちリストに「LINE Notify」が加わり、全てのLINE Notifyを使用した通知がそこに集まります。
下記は、IFTTT(イフト)という別のサービスからの通知と、当社のお知らせデモが届いたトーク画面です。

IMG_4257

4. 連携解除(解除したい場合)

ユーザーが解除したい場合には、LINE Notifyが提供するマイページから解除可能です。APIを使用し、サービス側で解除ページを提供することもできます。

IMG_4256

ウェブサイトでの使用例

notify_sample_01

例えば上記のように、更新がある部分にリンクを配置して提供する形がまず考えられます。
LINE Notifyは、かつて盛り上がりを見せましたRSSのように使用するもの、と捉えてもあながち間違いではないでしょう。RSSは0.9/1.0/2.0などとフォーマットが併存し、RSSリーダーも乱立した事等から、今日ではあまり見かけなくなってしまいましたが、LINE Notifyは単一フォーマットで、非常に多くのユーザーの手元にすでにアプリがある、という点で、RSSよりも盤石と考えられます。

運用コストを増やさず運用することも可能

新たに情報発信方法を追加する事になりますが、必ずしも運用コストの追加は必要ありません。
既存のウェブサイト、CMSや、Facebook/Twitter/Instagram等への投稿を、プログラムで自動取得、自動配信できます。当社にご相談頂ければ、最適な形をお調べいたします。

料金と利用制限

LINE Notifyの利用料金は無料です。
利用制限は、1つのユーザー連携につき、1時間に通知1000回までとなっています。1時間に1人のユーザーに対し、1000回も送信する事はまず無いので、制約とはならないでしょう。

デモ

下記に、LINE Notifyを使用した通知を体験できるデモをご用意しました。連携はPC、スマホどちらからでも行えます。

https://wonders.jp/notify/

連携解除は、LINE Notifyマイページから行えます。デモを体験後、こちらから解除してください。

活用事例

現在GitHub(プログラマー向けコード管理サービス)、IFTTT(ウェブサービスを連携させるサービス)等、一部のウェブサービスで使用されておりますが、国内で広く活用されているという段階では無いようです。
LINE Notify公式サイトに、使用サービスが記載されています。

ご相談・ご依頼は当社まで

当社では、LINE Notify導入のご相談、ご依頼をお受けしています。
導入を検討したい、クライアントへ提案したい、等ございましたら、まずはお気軽にご相談ください。
Mail: info@wonders.jp Tel: 052-265-8363
担当: 張山

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